英名:secondary headaches
頭痛の中でも二次性頭痛は特に注意が必要です。二次性頭痛は何らかの病気や疾患の症状としての頭痛で、特に注意に注意が必要な場合は、くも膜下出血・硬膜下出血・脳腫瘍・脳梗塞・脳内出血・心臓疾患などの症状として現れた場合です。
二次性頭痛の症状
以下の症状がある場合は直ちに医師の診察をお勧めします。(日本頭痛学会より一部抜粋)
- 経験した事のない、突然の頭痛
- 頻度や強度が急激に増している
- 50歳以降に初めて頭痛が発生した
- 手足や顔のしびれ
- ろれつがまわらない
- その他の感覚異常
- 薬がきかない
- 発熱がみられる
- 項部硬直(後頭部,項部の筋肉の持続的な収縮)※ 項部:首の後ろ
- 癌・免疫不全などの病態を有する
- 精神症状を有する
このような場合二次性頭痛を積極的に疑ってください。また、このような症状以外にも、頭痛には重篤な病気が潜んでいる場合があります。
例えばくも膜下出血の場合、これらの症状が出るとされています。
- 突然の頭痛
- 嘔吐
- めまい
- 複視や視覚障害
- せん妄(軽度から中程度までの意識水準の低下)