泣き方がおかしい時のケア

子供の体中で異変が起こっている場合は、空腹や眠いときや構ってほしいときは違う泣き方をします。いつもと違うと感じた場合、体調が悪い可能性があります。 ここでは泣き方がおかしい場合のケアを確認します。

家でのケア

いつから泣いているか、一定の期間で泣くかなど、泣きのリズムを観察します。外の空気に触れたり、テレビをつけるなどして、気分を変えて泣き止む場合は重病ではないことが多いです。

泣き止まに時は体の状態を一通り確認し、抱っこで安心ながら経過を観察します。幼児の場合はおむつや授乳のチェックもしましょう。

姿勢と抱っこ

まずは子供を寝かせる姿勢と抱っこの仕方を見てみましょう。

抱っこの仕方

泣いている間は体を起こすように立て抱きしてあげましょう。気道が開いて呼吸が楽になります。

寝かせる姿勢

泣くのと同時に鼻水が出るときは上体を起こすようにして寝かせるのがおすすめです。子供は頭が大きく首が短いので、体調が悪いときに仰向けになると気道を確保しにくくなってしまいます。5㎝程に重ねたタオルやクッションを頭から腰にかけて当てて上体を高くしてみましょう。気道が確保されて呼吸が楽になります。

室内の環境調節

子供の快適に過ごせる温度は夏場で26度前後、冬場は21度前後と言われています。子供の体調が悪いときは特に室温を上げがちですが、快適温度よりも高く設定しすぎると子供が汗をかきすぎたり寝にくくなってしまいます。風が直接当たらないように気を付けながら、エアコンやヒーターを使って快適に過ごせる温度を保つようにしましょう。

また、乾燥している部屋ではウイルスの活発になります。肌の乾燥や咳の悪化を防ぐためにも加湿器で湿度を50~60%に保つように心がけます。加湿器がないときは濡れタオルを枕元に干すだけでも大きな違いになります。

その他に室内環境を整える方法として換気があります。日中は数時間おきに5分程度窓を開けましょう。これは感染症の予防になるだけではなく、子供の気分を変えることにもつながります。

体温は服で調節

子供の服の選び方は体調の悪いとき、特に熱が出ている間は非常に重要です。肌のトラブルを未然に防ぐためにこまめに変えるようにします。汗で濡れたままいると体が冷えて体調がさらに悪化します。子供の体調が悪いときは室内でも厚着をさせがちですが、子供の体温は大人よりも高いので様子を見て服の枚数を決めましょう。服の素材は汗を吸い取りやすい綿素材の衣類を選び、吸湿発熱のものは避けるようにしましょう。

熱が上がり始めたら

熱の上がり始めのサインとして、顔色が悪くなり、手足がブルブルと震えるなどの症状が出ます。これらの症状が見られたら布団や衣類で体が冷えないようにします。

熱が上がりきったら

熱が上がりきると汗をかき服が濡れてしまいます。熱を無理に発散させるのではなく、体に合わせるために吸湿発熱のものは避けて綿素材の薄着にかえます。